飼育観察によると,ムカシトンボで50cm,アオヤンマで20cmの距離をはねたという記録があります.前幼虫の大きさはムカシトンボで2mmほどですから,この場合自分の大きさの250倍もの距離をはねていることになります.またアオヤンマで,前幼虫を実験的に水のないところにおいたところ,ずっととびはね続け,14時間たってから水につけても無事1齢幼虫に脱皮したといいます.
水のないところに落ちた前幼虫はとくに方向性を意識してとびはねているのではなく,適当にはねている間に水辺にたどり着くのだという説があります.これは水のあるところというのは必ずまわりより低い位置であって,はねている間に自然と低い方へいってしまうのだという考え方が根拠になっています.メスは,通常あまりにも水辺から離れたところには産卵しませんから,この考え方は正しいかもしれません.
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